今年2月に開催し、ご好評いただきました、三賢分立 伝統占星術フェスを11月23日(火・祝日)に行います。
前回は出生図を中心に基礎的な概念を扱いましたが、
今回は各分野(マンデーン、ホラリー、イレクション)の基礎を扱います。
よろしくお願いいたします。
三賢分立 伝統占星術フェス
2021年11月23日(火・祝日) 9時15分~17時00分
「『伝統占星術』という言葉をよく見かけますが、現代占星術よりも難しそう、教えている先生が怖そう」
そういった声をよく聞きます。
伝統占星術に興味があるけど、勉強することに躊躇してしまうというということはありますよね。
1985年に17世紀の伝統占星術の名著『クリスチャン・アストロロジー』がイギリスで復刻されたことが大きなきっかけとなり、
それから急速に伝統占星術の研究家が増えることとなりました。
もうそれから35年も経っています。
欧米では古典占星術の復興は目覚ましく、研究も進み、80年代、90年代にはよくわからなかった伝統的な占星術概念がわかるようになってきました。
また80年代、90年代には「伝統」VS「現代」、「伝統」VS「伝統」といった激しい議論もありました。
そういった時代を経て、現在では「伝統」と「現代」の対立というよりは、占星術の多様性を受け入れるということでしょうか、
「伝統」と「現代」の併存という形になってきていますし、また、伝統占星術は、時代や著者によって異なっていて、一枚岩ではないんだということもわかってきました。
さらに一部の占星術家の間では現在はミニルネサンスと呼ばれていて、ギリシャ語、ラテン語、特にアラビア語の古典が翻訳されるようになり、
新たな発見があったりします。
2020年12月の木星と土星のグレート・コンジャンクションが水瓶座で起こり、本格的に風の時代の幕開けとなりました。
風の時代はどのような時代でしょうか?
『クリスチャン・アストロロジー』の著者であるウィリアム・リリーによると、
風の時代は、学者、アーティストが増え、占星術家も支持され、学問が優れるということです。
風の時代は2020年から本格的に始まりましたが、80年代から風のサインでグレート・コンジャンクションは起こり始めていました。
そう、ちょうど風の時代に呼応するかのように伝統占星術は復興してきたのです。
これから200年ほど風の時代は続きます。
欧米の流れをみていると、伝統占星術はこれからもますます研究が進んでいきそうです。
「日本でも伝統占星術を学習する方が増えて欲しい!」
その一心で2021年からこの企画を立ち上げました。
一日で伝統占星術の基礎を全て扱うことは不可能ですが、
できる限り基礎的な部分を学習でき、さらに実践でどう使うかに重点を置いています。
今回は前回の2月とは違って、伝統占星術の各分野、マンデーン、ホラリー、イレクションの基礎的な部分を扱います。
①田中要一郎
マンデーン
②芳垣宗久
ホラリー
③いけだ笑み
イレクション
最後には3人でのパネルディスカッションとなります。
伝統占星術を学ぶまたとない機会かと思いますので、伝統占星術に興味ございましたらぜひご参加ください。
オーガナイザー
田中要一郎
タイムスケジュールと内容
09時15分~09時25分
ご挨拶
09時30分~11時00分
①田中要一郎
マンデーン
・マンデーンにおけるハウスの意味
・春分図の扱い法
・プトレマイオスの食図の判断法
11時30分~13時00分
②芳垣宗久
ホラリー
・「占いの王」ホラリー占星術の面白さ
・「A君と付き合うか、B君と付き合うか」
・やたらに具体的な「失せ物探し」のセオリー
13時00分~14時00分
お昼休み
14時00~15時30分
③いけだ笑み
イレクション
・よい日とは
・月のコンディションの調整
・時間の調整法
・動きの遅い惑星の扱い
など、具体的な手順を実際に順を追って説明します
16時00分~17時00分
パネルディスカッション
詳細とお申込みはこちら。
https://japantraditionalas.wixsite.com/sankenbunritsu
よろしくお願いいたします。
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