著名な風水師その3

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太極

中国には伝説的な風水師が数多くいます。

玄空派の風水を研究するにあたって、必読書とも言われるのが「沈氏玄空学」。

この沈氏というのが沈竹礽[しんちくじょう]です。

1848~1906年の人物で、近代の風水に大きな影響を与えました。

3歳のときに父を亡くし、13歳のとき太平天国の乱に巻き込まれ、家族7人と母を亡くし、太平軍に捕虜にされるという壮絶な人生。

次の年にアメリカの軍人フレデリック・タウンゼント・ウォードに助けられます。

その後、養子になって、西洋の学問を教わります。

さて沈氏は風水に興味があり、父のために良いお墓を造りたかったそうで、いろいろ書物を読んでいたと。

玄空派風水というのがあるとのちに知り、蔣大鴻の風水を大成した、当時著名だった章仲山に会いに行きます。

行くと数か月前に章仲山がすでに亡くなっていてもう教わることはできない。

ただ、章仲山の家には残された書物があったようで、家の人に大金払って一晩だけ家を貸してもらいます。
それでどうしたかといいますと、一晩でその書物を書き写したわけです。
その後沈氏は研究を続け、沈氏の死後、長男が遺稿をまとめたのが「沈氏玄空学」なんですね。

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