三賢分立 伝統占星術フェス
2021年2月23日10時~18時30分
「『伝統占星術』という言葉をよく見かけますが、現代占星術よりも難しそう、教えている先生が怖そう」
そういった声をよく聞きます。
伝統占星術に興味があるけど、勉強することに躊躇してしまうというということはありますよね。
1985年に17世紀の伝統占星術の名著『クリスチャン・アストロロジー』がイギリスで復刻されたことが大きなきっかけとなり、
それから急速に伝統占星術の研究家が増えることとなりました。
もうそれから35年も経っています。
欧米では古典占星術の復興は目覚ましく、研究も進み、80年代、90年代にはよくわからなかった伝統的な占星術概念がわかるようになってきました。
また80年代、90年代には「伝統」VS「現代」、「伝統」VS「伝統」といった激しい議論もありました。
そういった時代を経て、現在では「伝統」と「現代」の対立というよりは、占星術の多様性を受け入れるということでしょうか、
「伝統」と「現代」の併存という形になってきていますし、また、伝統占星術は、時代や著者によって異なっていて、一枚岩ではないんだということもわかってきました。
さらに一部の占星術家の間では現在はミニルネサンスと呼ばれていて、ギリシャ語、ラテン語、特にアラビア語の古典が翻訳されるようになり、
新たな発見があったりします。
2020年12月の木星と土星のグレート・コンジャンクションが水瓶座で起こり、本格的に風の時代の幕開けとなりました。
風の時代はどのような時代でしょうか?
『クリスチャン・アストロロジー』の著者であるウィリアム・リリーによると、
風の時代は、学者、アーティストが増え、占星術家も支持され、学問が優れるということです。
風の時代は2020年から本格的に始まりますが、80年代から風のサインでグレート・コンジャンクションは起こり始めていました。
そう、ちょうど風の時代に呼応するかのように伝統占星術は復興してきたのです。
これから200年ほど風の時代は続きます。
欧米の流れをみていると、伝統占星術はこれからもますます研究が進んでいきそうです。
「日本でも伝統占星術を学習する方が増えて欲しい!」
その一心で今回この企画を立ち上げました。
一日で伝統占星術の基礎を全て扱うことは不可能ですが、
できる限り基礎的な部分を学習でき、さらに実践でどう使うかに重点を置いています。
①芳垣宗久
惑星、ディグニティ
②いけだ笑み
ハウス、アスペクト
③田中要一郎
予測技法(プロフェクション・ソーラーリターン)
最後には3人でのパネルディスカッションとなります。
伝統占星術を学ぶまたとない機会かと思いますので、伝統占星術に興味ございましたらぜひご参加ください。
オーガナイザー
田中要一郎
タイムスケジュールと内容
10時~10時10分
ご挨拶
10時30分~12時00分
①芳垣宗久
惑星、ディグニティ
・「光」と「動き」、「階層」/古典7惑星の象徴はいかにして洞察されたか?
・本質的な品位と偶発的な品位/惑星のコンディションを推し量るディグニティーの法則
12時00分~13時00分
お昼休み
13時00分~14時30分
②いけだ笑み
ハウス、アスペクト
・古典的なハウスの成り立ちとハウス同士の位置関係について
・アスペクトの考え方と、経過しながらドラマを織りなすアスペクト(トランスファー、コレクション、レフラネーションなど)について
15時00~16時30分
③田中要一郎
予測技法(プロフェクション・ソーラーリターン)
・プロフェクション
ヘレニズム期の最も普及した予測技法のひとつ
年間を予測する基本的な技法だが、欧米ではパワフルな予測技法と評される。
・ソーラー・レボリューション
現代ではソーラー・リターンと言われる。
太陽が出生図の太陽に戻ってきた瞬間の図から1年間を予測し、リターン図単体ではなく、出生図との関係で判断していく。
17時00分~18時00分
パネルディスカッション
お申込み詳細はこちら
よろしくお願いします。
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