「クリスチャン・アストロロジー」の原文は時々、どこがどうなってるのということがしばしば。
例えば次の一文(sheは質問者である女性)
But if she had inquired, whether she should have found a Party at home, yea or not, to whom she had no relation, but as to a stranger; then Mars the Lord of the 7th,had been his Significator,
if節はどこまででしょう?
whether 節はどこまででしょう?
まずsheが主語、 inquiredが動詞、whether以下が目的語。
「女性が、whether以下のことを尋ねたなら」
と訳せます。
whether A or B
「AかBであるか」
というのが直訳です。
なのでwhether以下は
whether she should have found a Party at home, yea or not,
(Partyの意味は人)
「その女性は、人が家にいて会えるかどうか」
と訳せます。
ここでwhether節が終わりと考えてはだめです。
それ以下の関係詞節
to whom she had no relation, but as to a stranger;
がくっ付いてきます。
この関係詞はどこに係っているでしょうか。
これは
a Partyに係ります。
間に、at home ,yea or not
があるので、分かりずらい。
to whom she had no relation,
を元に戻すと
she had no relation to him
「その女性はその人と血縁関係にない」
ということです。
続きの
but as to a stranger;
ですが
先のnoを受けてのbut
not A,butB
AでなくBである
というのは基礎的な知識で
(×)Aでなく、しかしB
とは訳しません。
ですのでwhether以下の構造は
she should have found a Party at home,
S’ V’ O’ C’
yea or not,
[to whom she had no relation,
but as to a stranger;]
[ ]が O’である Partyに係ります。
ですので、訳は
But if she had inquired, whether she should have found a Party at home, yea or not, to whom she had no relation, but as to a stranger;
「しかし、女性が、その女性と血縁関係になく、他人である人が家にいて会えるかどうかと尋ねたなら、」
となります。
ここまでがif節で、whether節はwhetherからここまで。
続きの
then Mars the Lord of the 7th,had been his Significator,
のthenはif節を受けています。
「7ハウスのロードである火星がその人のシグニフィケーターであっただろう。」
となります。
ここは問題ないですね。
とにかく、関係詞がどこに係っているのというのは、よく見かけます。
単語はすごく重要ですが、構文をしっかり取るということをしないと、正確に訳せないといったことが生じる場合があります。
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