相学を学んでいて」

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先日「円山応挙展」を見に、青山の根津美術館へ。

藤花図屏風も良かったですが、 雪松図屏風がすごい。

浮き出てくるような描き方。

でも今回のお目当ては七難七福図巻。

入口に解説がありましたが、

七難は地震、洪水、火災、風難、鬼難、兵難、盗賊難、病難。

七福は尊貴、長寿、僕従、財宝、車馬、米銭、穀帛おほく、宮殿広く、荘厳あり。

とあり、七つに限らないのだとか。

七福は良いのですが、七難がえぐい。

盗賊に入られた家の絵はちょっと見てられないような残酷さがあります。

これを何年かかけて描いたらしいのですが、書いている間、気持ちが落ち込まなかったのかと疑問に思うような絵でしたね。

応挙は相学を学んでいたと言いますが、確かに、盗賊の人相は、「神相全編」に描かれているような凶相でありました。

絵を見た後は美術館の庭園へ。

もう紅葉がきれいな時期となりました。

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